スタッフ

橋本桜:子ども達にとって「特別な場所」を創り出せることが嬉しい。

2016/05/27

sakura

子どもや若者を対象とした社会教育活動に取り組んでいるNPO法人夢職人では、多種多様なバックグラウンドを持った大学生や社会人がボランティアスタッフとして多数在籍し、子ども達の多彩な体験活動を支えています。

ボランティアスタッフの詳細

スタッフは、先生や親とは異なる立場から子ども達と関わり、親しいお兄さん・お姉さんのような存在です。「another story-もう一つの社会との関わり方」では、そんなスタッフたちが活動をはじめた経緯や活動で感じたことなど、普段はあまり語ることなかった物語をお伝えします。

今回は、橋本桜さん(さくちゃん)をインタビューしました。

―まず、自己紹介をお願いします。

都内にある大学で、環境デザイン学を専攻しています。大学4年生です。主に文具や家具など日常生活にある身近な物についてのデザインを学んでいます。将来的には、広告や商品開発のデザインに関する仕事に就きたいと考えています。

―授業のない日は、何をしていますか?

大学の授業のない日は、家にいることがもったいないから、友達とご飯へいったり、遊んだりと予定を入れることが多いです。家族で出かけることが好きで、その影響もあると思います。たまに、夜にいきなりお父さんが「ドライブ行こう!」と言いだし、出かけたりもします。(笑)あとは、ディズニーが好きで、良く遊びに行ってます!

―夢職人に入ろうと思ったきっかけを教えてください。

一番の理由は、大学に入ってから一生懸命に頑張れることがなくなってしまったことです。もちろん、大学で学ぶことは楽しいのですが、課題だけで「熱を入れてできるものがない」と感じていました。このままだと、ただ日々を過ごしてるだけになってしまい、時間がもったいないと感じ、何か始めようと思いました。ちょうど夏休みの期間だったこともあり、「夏は、キャンプ!」と私の勝手なイメージで、調べたところ夢職人にたどり着きました。

―「キャンプ」というキーワードがあったんですね!でも、なぜ、子どものボランティアが良いと思ったんですか?

そもそもボランティアをやる上で、「新しいことに挑戦したい!」と思っていました。なので、今まで子どもと関わったことがなかったので、未知の世界の子どものボランティアを選びました!

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(左:大学の友人たちとの展示会の様子 右:大好きなディズニーへ友達とよく遊びに行く)

―未知の世界!新しいことに挑戦するのは、カッコいいですね!では、さくちゃんがその未知の世界の夢職人を選んで、実際に感じたことや続けてこうと思った理由を教えて下さい。

初めて参加したスキーのキャンプで、班の中でも特に元気が良く大きな声で話したり、歌ったりして遊んでいた子が「僕は家でこんなに話さないけど、夢職人になるといっぱい喋るんだ!」と言った一言がすごく印象に残っています。夢職人は「子ども達に学校・家庭に続く、第三の成長の場を作るところ」だと入会の時に聞いたことを思い出しました。子ども達にとって、普段とは違う自分を出すことができる「特別な場所」を創り出せていることが嬉しくて、今でも続けている理由になっています。

―夢職人で活動する中で、さくちゃんが自分の中で1番大きなチャレンジをしたと思うことはなんですか?

2年前に行った春休みのキャンプを企画するプロジェクトチームでリーダーを務めたことです。4人のメンバーがおり、全員学生で企画をしていました。キャンプの企画ということで、3日間のプログラムをリーダーとして任せてもらえたことがとてもうれしかったです。

―他に担当したプロジェクトで印象に残っていることはありますか?

別のプロジェクトでは、社会人と一緒に活動を企画しました。社会人の方はお手本になることがたくさんあって、例えば、企画のスケジュールを立てていくことについては、締切から逆算して予定を立て、メンバーの私生活(学校の課題が大変な時期、仕事が立て込んでいる時期)も配慮しながら仕事を振ってくれたり、資料作成に関しては、「これ必要だから先に作っておいたよ!」と常に先読みして行動をしていました。そういうところを間近で学ぶことができて、とても勉強になりました。

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(子ども達の細かい点まで配慮してくれるさくちゃん。やさしく頼れるお姉さんとして信頼されている)

―プロジェクトでは、学校の授業だけでは得られない学びがたくさんあったんですね。実際に夢職人の活動する前と後では、どんな成長がありましたか?

夢職人の活動に参加する前の私は、人見知りの性格もあり、大勢の人の前で話すことや自分から意見を言うことが苦手でした。初めて参加したプロジェクトでは、ミーティングでほとんど発言できず、せっかく参加させてもらっているのに、貢献できていないという悔しい気持ちで一杯になりました。

活動では、参加しても最初の頃は子ども達とどのように接したら良いのか分からず、ずっと緊張をしている状態でした。でも、何回か企画も活動も経験していくと、先輩や仲間のサポートもあり、段々と以前は出来なかったことが出来るようになってきました。今では、子ども達との関係も深まり、次回の活動を心待ちにしています。

―様々なことを挑戦したからこそ得られた成長ですね!今後、挑戦してみたいことって何かありますか?

また、プロジェクトチームをやりたいと思っています。できれば、春休みのキャンプの企画をもう1度改めてやりたいです。他にも、すでに取り組んでいることですが、夢職人の広報用チラシのデザインなども担当させてもらっています。実際にお客さんの手に渡るものを作ることは、学校の課題とは異なり、細かいところまで要求され、一つ一つの指摘がすごく勉強になっています。

―さくちゃん、ありがとうございました!

(インタビュアー:かや)

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保護者の声

親としては子どもが自分の身の回りのことをちゃんとできるか心配しましたが、特に問題もなく本人が楽しく参加できたようなので本当によかったです。
親が離れると不安を感じるタイプだったので、それをクリアさせたいと思い参加しました。最初はかなり緊張した様子でしたが、何回か参加するうちに知っている顔も増え、慣れたようです。
キャンプから帰ってくると、スタッフからキャンプ中の子どもの様子を報告してもらえるのもとても良いと思います。安心して預けています。
キャンプの前に面談があるので、子どものアレルギーのことなどを事前に伝えておくことができたのもよかった。継続して参加していると、昨年できなかったことが今年できるようになったなど成長を感じられます。
スタッフの方から連絡帳で、班長の役目をきちんと務めたことを教えてもらえたのはよかったです。将来大きくなって、今度はスタッフとして関われるようになったら素敵だなと思います。
何度も参加したりして人と人とのつながりができるのが魅力的。何でも不安になりがちな子だったが、一度参加して以来、積極的に次の参加もしたがり、一皮むけた感じがしました。

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