スタッフ

鎌裕美菜:活動に参加するたびに、成長につながる新しいチャレンジの機会がある

2017/05/17

子どもや若者を対象とした社会教育活動に取り組んでいるNPO法人夢職人では、多種多様なバックグラウンドを持った大学生や社会人がボランティアスタッフとして多数在籍し、子ども達の多彩な体験活動を支えています。

ボランティアスタッフの詳細

スタッフは、先生や親とは異なる立場から子ども達と関わり、親しいお兄さん・お姉さんのような存在です。「another story-もう一つの社会との関わり方」では、そんなスタッフたちが活動をはじめた経緯や活動で感じたことなど、普段はあまり語ることなかった物語をお伝えします。

今回は、鎌裕美菜さん(かまちゃん)をインタビューしました。

ーまずは、簡単な自己紹介からお願いします。

都内の大学で、教育学を学んでいる大学4年生の鎌裕美菜です。教育学と言っても、学校内で行われる教育(座学など)のみではなく、広く社会教育や家庭教育など、それぞれの環境での子どもの教育や成長の在り方を幅広く学んでいます。

ーへぇ、かまちゃんは、教育学を学んでいるんですね。夢職人はまさに社会教育に取り組んでいますが、授業の影響もあってボランティアに応募したのですか?

はい。中学生の時に幼稚園の職業体験へ行って、とても楽しかったので、「子どもと関わる事をしたい」とずっと思っていた事がきっかけで、学校では教育学を学んでいました。それを実践というか…体感できる場所は「ボランティアかな?」と思って探しました。でも、別にそれだけではなくて、学外のボランティアを探したのは、他にも理由があります。大学に入って、「何か新しいことや、色々なことにチャレンジしてみたい!」「学外でのつながりを持ち、他校の生徒や社会人とも深くかかわってみたい!」と思ったのも理由のうちですね。


(大学の授業がない日は、学校や夢職人の友人と出かけたりしています!テーマパークも大好き!)

ーつまり、「学校で学んだ事を活かせて、かつ新たなチャレンジができる場所を探していた」って感じかな。実際に夢職人で活動をしてみて、チャレンジの機会は得られましたか?

はい!夢職人は、基本的に1人の大人と5人くらいの子どもが1つの班となり、班で活動をします。班で一緒に活動するその大人を、TA(チームアシスタント)というのですが、初めてTAをやった時に活動中に泣いてしまった子がいて。チーム作りが全然うまくいかなかったんです。せっかくの班活動の場で、友達とのやりとりって、すごい大切なものだと思うんです。その事もあって、「子どもの心に残る活動ができたのか」という反省がありました。これはすごく難しい事なんで、今もなかなかうまくいかず、反省ばかりですけど(笑)

でも、この反省がある事で今でも、活動に出て回数を重ねる中で、「いつか子どもが大きくなっても覚えていてもらえるような、良い体験をさせてあげたい」「子どもたち以上に、自分もチャレンジしていきたい」と思っています。これは間違いなく、自分にとってのチャレンジの機会だと思っています。

ーなるほど。活動に出るたびにチャレンジの機会を得られる、ということですね。では、夢職人の活動で、「自分にとって一番大きなチャレンジ」をひとつ挙げるとすれば、どんな事がありましたか?

そうですね…。やっぱり初めてのプロジェクトリーダーでしょうか。夢職人が子どもに提供している活動って、夢職人のボランティアスタッフ自身で作り上げているんです。それをプロジェクトと呼んで、だいたい3〜4人で1つのチームを組み、企画を作り上げます。私は、昨年1つのプロジェクトのリーダーとして、企画作成に取り組みました。その企画は12月のクリスマスの企画で、低学年はクリスマスケーキ、高学年はお菓子の家作りをしました。その経験が、私にとっては大きなチャレンジでした。

ーイチから企画を作り上げるって、確かに難しいですよね。プロジェクトリーダーとして関わった企画で、実際にはどんな経験ができましたか?

それについては、2つ挙げられます。

1つ目は、「初めて社会人と1つの企画を作る」という経験です。学生だけのプロジェクトだと、時間に余裕があるので、話し合いの際に雑談とかを交えて、ゆったりと話し合えます。だけど、社会人と一緒にプロジェクトを組むと、それぞれ仕事の関係などで、集まれる時間が短いので、決められた時間の中で決めなければならない事を素早く的確に決める、という難しさがありました。そもそも、「社会人と企画を作る・話し合いをする」という機会が初めての事だったので、それ自体も新しい経験だったんですけど、実際に話し合っている時に、社会人の意見を言う時の観点の違いや、考え方の違いに大きな差を感じました。

2つ目は、私自身リーダーという役割をやった事がなかったので、「リーダーという役割」そのものです。リーダーとして話し合いの場をファシリテートしたり、1人ひとりの仕事をサポートしたり、物事を決断したり。普段はあまり考えない事や、立場を経験したことで、いろいろな試行錯誤をすることができました!


(子どもたちに対していつも丁寧に接してくれているかまちゃん。やさしく頼れるお姉さんです。)

ー社会人と一緒に一つの物事に取り組むって、普通に大学生活送っている中ではなかなか経験できないよね(笑)かまちゃんは、今、大学4年生だと思うのですが、これから社会に出ていく上で、活かせそうな部分ってありますか?

今は、まだどんな仕事をすることになるか分かりませんが、どんな仕事であれ、人と一緒に何かに取り組んだり、締切や期限がある中で物事を進めたり、といったことがあると思うんです。なので、プロジェクトをする中で鍛えられる、バックグラウンドや考え方が違う人たちと足並みを揃えて一つの物事に取り組む力や、本番から逆算して計画を立てる力などは、活かされるのではないかなあと思っています。

ーでは最後に、かまちゃんがこれからチャレンジしたい事を教えてください。

そうですね、やっぱりまたプロジェクトリーダーをやりたいですね。初めてのリーダーは反省が多かったので、反省を活かして「自分の意見をもって判断すること、一緒に関わったメンバーにやりがいを感じてもらえるように、仕事を分担したりサポートすること」という事を意識して、またチャレンジしたいです!

ーありがとうございました!

(インタビュアー:こしの)

スタッフインタビュー記事一覧


募集中のプログラム

日程:2023年8月19日~21日

場所:山梨県北杜市

対象:小学3年生~中学生

キッズクラブ:サマーキャンプ
本格アウトドアコース

【受付可能】テント泊で火おこしにもチャレンジする2泊3日!原始の火おこし・たき火、野外料理、ナイフ講座、弓矢づくり、冒険アスレチックなど

詳しくはこちら

日程:2023年8月8日~11日

場所:山梨県北杜市

対象:小学生・中学生

キッズクラブ:サマーキャンプ
川と森のコース

【キャンセル待ち】南アルプスの清流や清里の森を楽しむ3泊4日!野外料理、川遊び、森のハイキング、クラフト、キャンプファイヤーなど

詳しくはこちら

保護者の声

親としては子どもが自分の身の回りのことをちゃんとできるか心配しましたが、特に問題もなく本人が楽しく参加できたようなので本当によかったです。
親が離れると不安を感じるタイプだったので、それをクリアさせたいと思い参加しました。最初はかなり緊張した様子でしたが、何回か参加するうちに知っている顔も増え、慣れたようです。
キャンプから帰ってくると、スタッフからキャンプ中の子どもの様子を報告してもらえるのもとても良いと思います。安心して預けています。
キャンプの前に面談があるので、子どものアレルギーのことなどを事前に伝えておくことができたのもよかった。継続して参加していると、昨年できなかったことが今年できるようになったなど成長を感じられます。
スタッフの方から連絡帳で、班長の役目をきちんと務めたことを教えてもらえたのはよかったです。将来大きくなって、今度はスタッフとして関われるようになったら素敵だなと思います。
何度も参加したりして人と人とのつながりができるのが魅力的。何でも不安になりがちな子だったが、一度参加して以来、積極的に次の参加もしたがり、一皮むけた感じがしました。

スタッフ専用 >