2021/09/25
本日は、今年度3回目の「ステップ・アップ・デイ」を開催しました。「ステップ・アップ・デイ」は、夢職人の入会3年以内のスタッフを対象に、活動に参加する上での基礎的なスキルや考え方を学ぶ場として実施をしています。今回の研修は、「ケーススタディ」をテーマに開催しました。
夢職人の活動では、子どもたちとスタッフでグループをつくって活動をしています。班は、学校や学年、性別も違う子どもたちで組むことが多く、そんなメンバーで活動をすることで、協調性や社会性を学んでほしいと考えています。そのため、どうやってチームをつくっていくか、活動の中で起きたトラブルにどう対応するかなど、スタッフが悩む場面もあります。
今回の研修では、参加スタッフから過去、実際に迷った場面や悩んだ場面を事前に挙げてもらい、それぞれどんな関わり方が良かったのかを考えてみました。事例ごとに、参加者でグループになって話し合い、最後に講師側から補足や解説をしていくという流れで進めていきました。
事例は、宿泊を伴うキャンプや1日の日帰りの活動となる「あそびの達人」から、3つの事例を取り上げました。参加者の活動の経験はばらばらでしたが、話し合いの中では、思いつく限りの対応策を考えて議論が行われていました。対応の仕方以外にも、「なぜ子どもたちは、その行動を取っていたのだろう?」「その時どんな気持ちだったのか?」など、それぞれ理由を考えることが大事なのではという意見も出ていました。
講師側からも、それぞれの事例に関して解説が行われましたが、最後のまとめでは「揺らぎを大切にする」という話がありました。子どもたちと関わる上で、1つの答えはないからこそ、この関わり方で良かったのか考え続ける姿勢が大切ということです。今回の研修だけでも、色んな意見や考え方が出ていて、こうした場でじっくり考えることは、本当に大事なことだと感じました。研修に限らず、今回のような振り返りを行いながら、スタッフ自身が成長をして、より良い活動を作っていければと思います。
9月は対面の活動を中止にしていましたが、10月は再開できる予定です。今回学んだ考え方などを頭に入れながら、また、子どもたちと楽しく活動ができる時を楽しみにお待ちしています。
(職員 よこ)