2022/08/27
本日は、今年度3回目の「ステップ・アップ・デイ」を開催しました。「ステップ・アップ・デイ」は、夢職人の入会3年以内のスタッフを対象に、活動に参加する上での基礎的なスキルや考え方を学ぶ場として実施をしています。今回の研修は、子どもたちとの活動に関する「ケーススタディ」を行いました。
「ケーススタディ」は、事例研究とも言われ、過去に起こった事例について振り返り、問題の体系化や解決に必要な力を身に着けるための学習方法の一つです。
夢職人の活動では、子どもたちがグループでの活動をすることで、協調性や社会性を学んだり、様々な体験にチャレンジをすることを通じて、学びや気づきを得られることを大切にしています。その子どもたちの活動をサポートしていくにあたり、時にスタッフも「これで良かったのか」「もっとできることはなかったのか」と、悩む場面もあります。
今回の研修では、参加スタッフから過去、実際に迷った場面や悩んだ場面を挙げてもらい、それぞれどんな関わり方が良かったのかを考えてみました。事例ごとに、参加者でグループになって話し合い、最後に講師側から補足や解説をしていくという流れで進めていきました。
まずは、初めまして同士のスタッフもいたため、簡単な自己紹介やアイスブレイクのゲームなどをして和やかな雰囲気で会がスタートしていきました。
その後、早速、「ケーススタディ」に進んでいきます。今回の事例は、宿泊を伴うキャンプやワンデイ・日帰りの活動から、3つの事例を取り上げました。
参加者は、夢職人の活動経験がバラバラでしたが、「実際に目の前で、こんな場面が起きたらどうしよう」と真剣に考えてながらワークに取り組んでいました。一見、どうしたらいいのだろうと思う場面でも、「この子はなぜ、こういった行動をしていたのだろう」「もしかしたら、こういう気持ちだったのかも」と、その場面の背景などを想像しながら対応を考えていきました。一方的に、大人から「こうすべき」という対応ではなく、子どもに寄り添った関わり方を考えていくことができたのではないかと思います。
短い時間ではありましたが、参加者から一人ひとりそれぞれの意見や考え方が出ている様子が印象的でした。活動の現場では、とっさの判断が求められるため、こうした場でじっくり考えることは、本当に大事なことだと感じました。今回のような研修を行いながら、スタッフ自身が成長をして、今後もより良い活動を作っていければと思います。
夢職人では、夏休みキャンプも終わり、また9月から引き続き様々な活動を続けていきます。今回学んだことを活かしながら、また、子どもたちと楽しく活動ができる時を楽しみにお待ちしています。
(職員 よこ)