2023/07/01
今年度2回目の「ステップ・アップ・デイ」を開催しました。「ステップ・アップ・デイ」は、夢職人の入会3年以内のスタッフを対象に、活動に参加する上での基礎的なスキルや考え方を学ぶ場として実施をしています。前回に続き、今回も「体験活動におけるリスクマネジメント」「子どもの権利」をテーマに実施をしました。
夢職人では、自然体験・野外活動、スポーツ・レクリエーション、室内プログラムなど、様々な体験活動を実施しています。子どもにとって楽しく、そして成長に繋がるような体験活動にするためにも、ケガや事故なく安全に活動を実施することが第一です。講義やグループワークを通して、リスクマネジメントの考え方を学びました。
前半は、講義を中心として、まずは「そもそも体験活動を行う意味とは」を参加者で確認をしていきました。そして、本題の「リスクマネジメント」についてです。体験活動においては、事前にどんな危険やアクシデントが起きそうかを想定し、対策を立てていくことが大切です。そのためにも、「危険を発見する」ことが重要なポイント。前半では、実際の活動をしている様子を見て、どんな危険があるかを発見する危険予知トレーニングを行いました。教材となるイラストや夢職人の実際の活動中の動画を見て、どんなところに危険が潜んでいそうかを参加者と考えていきました。講師側で想定していたよりも、様々な意見が出て、参加者の真剣さが伝わってきました。
後半では、前半の内容を踏まえてグループワークを行います。今年のGWに実施したキャンプの中で行った野外料理中の活動写真を見ながら、野外料理の活動では、どんな危険があるかを考え、どの程度の危険度や頻度か評価をし、対処を考えるというワークを実施しました。包丁や火の扱いなど、目につきやすいものから、「もし、子どもたちが楽しくなりすぎてふざけてしまうとどうなるかな?」「当日の気温によってもこんなリスクがあるかも」など目に見えないところも想像しながら、話し合いました。
また研修会の終盤に、子どもの権利条約についても学びました。子どもの成長や子どもにとっての最善は何かを考えて、スタッフとして活躍することはとても大事なことです。「子どもの権利条約とは?」ということから、夢職人として定めている規範についても参加者で確認しました。
今回の研修を通じて、参加者からは「やはり基礎基本が大切だなと感じた」「団体で行っている安全管理について、改めて目的なども整理できた」など感想をいただきました。これから夏休みのキャンプがいよいよスタートしていきます。今後の活動も、今回の研修を活かして安全に楽しく実施ができるように努めて参ります。
(職員 よこ)