本日は、東京都品川区にある「東京都立大崎高等学校」の高校1年生の授業で、当法人の高校向けプログラム「多様なキャリアにふれ、自分の価値観や軸を考える」を行いました。
本プログラムは、東京都教育庁地域教育支援部生涯学習課が行う令和7年度「都立高校生の社会的・職業的自立支援教育プログラム事業」の一環として実施しました。


「多様なキャリアにふれ、自分の価値観や軸を考える」では、当法人とつながりのある企業やNPO・団体様へゲストティーチャーのお声がけをさせていただき、個人のキャリアをお話いただくとともに、生徒さんがご自身の価値観に向き合えるようなワーク等を実施するものです。以下に、今回の授業の様子をご紹介します。
前半:ゲストティーチャーからのお話
前半の授業は、ゲストティーチャーからお話をいただく時間です。ゲストティーチャーには、事前にご自身のキャリアについて振り返り、スライドにまとめて頂きました。後半のワークにつながるナラティブ・アプローチを行いました。
まずは、自己紹介からスタートです。今の仕事の内容や、どんな点におもしろさを感じているのかなどについて、お話していただきました。その後は、現在の自分につながった要素について、就職や転職など仕事に関することだけでなく、大学進学や上京したこと、ボランティア活動を始めたことなど、様々なキャリアについてお話いただきました。
いずれの方も、迷ったり葛藤したりしながらも、一歩ずつ前に進んできたことが伝わるようなお話でした。最後のメッセージでは、その人ならではの言葉が紡がれており、熱いメッセージはしっかりと生徒さんに届いていたようでした。
生徒さんの感想を、一部紹介します。


“成功や失敗にこだわりすぎなくていい、苦手だと思っていることもなんでも挑戦してみることが大事というお話が印象に残った。”
“今まで自分は大学に入ること、就職することが目標だと思っていたのですが、今回の話でそれはゴールにしかすぎない、そこからどう行動するかが大切なんだという話を聞いてこれからは今持っている目標のその先を見ることを意識していこうと思いました。”
“皆さんそれぞれが人生を送ることに対して大事にしてることがそれぞれ伝わってきました。それに、高校生に対して伝えたいことをそれぞれが伝えてくださり3方向からの意見を聞くことができてありがたかったです。みなさんの話はすごく楽しかったです。”


後半:価値観に関するワーク
後半は、前半のゲストのお話を受けて、「価値観に関するワーク」を実施しました。当方が制作したシートに基づいて、様々なキーワードの中から、自分が大事にしたいキーワードを選び、自分なりの定義を考えていきます。
キーワードを選ぶことに時間がかかるかなと思いきや、思いのほか早く進み、生徒さんの意欲の高さが感じられました。シェアの時間にはゲストティーチャーにも入っていただき、自分が選んだキーワードやその詳細について伝え合っていきます。「シェアしてみたらキーワードがみんな違う!」や「同じキーワードなのに、考えていた意味が違ってた」など、いろいろな気付きがあったようでした。
「価値観に関するワーク」についても、生徒さんの感想を一部ご紹介します。
“普段から自分の価値観をあまり考えないことが多いが改めて自分の価値観を考えてみると、意外にも「あ、やっぱり自分ってこの3つを大事にしてるんだな」と気づかされました。他の人の選んだ価値観を聞いてみると、「あ、それもあるよな。」って気づかされることが多かったワークでした。”
“自分が何を大事にしているのかを深く掘り下げることができて、少しでも自分自身を知ることができたと思う。友達の意見を聞いて自分と違う意見を聞いた事で自分の考え方を別の角度でみることが出来た。”
“大切にしている価値観を見たときになんとなくこの人はそうなんだろうなと思った。価値観はその人に大きく関係するのだなあと思いました。”


東京都立大崎高等学校のご担当の先生からのご感想
“この度は、貴団体のご尽力により、多くの社会人講師の皆様にご来校いただき、心より感謝申し上げます。講師の方々がご自身の経験や思いを率直に語ってくださったことで、生徒たちは大きな刺激を受けました。アンケートでは、「大学進学や就職はゴールではなく、その先の行動が大切だと気づいた」「転職は簡単ではないが、どの講師も社会との関わりや仕事にやりがいを持っていてすごいと思った」「望んでいた形と違う就職でも結果良くなる場合があるとわかり、頑張ることの大切さを感じた」など、前向きな声が多数寄せられています。講師の皆様の熱意あるお話が、生徒の視野を広げ、将来を考える大きなきっかけとなりました。誠にありがとうございました。”
今回の授業のご紹介は以上となります。どのクラスもゲストティーチャーの話をじっくり聞いてメモを取り、後半の「価値観に関するワーク」にも積極的に取り組んでいる姿が印象的でした。ゲストティーチャーからの話やワークへの取り組みが、少しでも生徒の皆さんの心に残り、今後の将来につながるヒントや材料になっていれば幸いです。
(職員 山田)
