2015/06/21
6月20日(土)~21日(日)の1泊2日で、「福島ワークキャンプ」を実施しました。この活動は、NPO法人あぶくまエヌエスネットさんとの東白川郡都市交流事業「結いの交流」の一環として昨年の1月からスタートし、今年で2年目に入ります。今年度2回目は、山林整備と大豆畑のお手入れを行いました。
和気藹々としたバスでの時間もあっという間に過ぎ、現地に到着!とその前に、進士さんが鹿角平高原へ寄ってくださいました。青々とした空と緑に包まれた高原は最高に気持ちよくて、思わず寝転んだり駆け出したりと、ずっといたくなるような場所でした。
到着後、お昼ご飯はあぶくまエヌエスネット進士さんの奥さん、ゆみこさん手作りの新ジャガたっぷりのカレーライスをいただきました。この日の朝、採れたてのじゃがいもの美味しさにうっとり!普段お代わりをしない人も、つい2杯目に手がのびてしまうほどです。今回もとっても美味しいご飯をいただきました。
さていよいよ作業に入ります。
はじめに田んぼの土手草を回収しました。草を運びながらも思わず田んぼに目がいきます。というのも5月に植えた苗は倍以上に成長していたのです。機械で植えた苗は列も揃っていて綺麗でしたが、私達が手植えをしたギザギザと配列された苗も親しみのわく感じでした。これからもすくすくと育ってほしいです。
次に、夏休みに多くの子どもたちが体験活動をする、山林の手入れを行いました。長めの木材を山の頂上に運び上げる作業がメインとなりましたが、これがかなりのハードワークでした。杉の木は重く、山道は急斜面で距離もあるためチームワークなしでは登れません!掛け声をかけながら登りましたが最後は苦しくて声も出ませんでした。けれど頂上には木材が少しずつながら確実に増えていき、全てを運び入れた時の達成感はとても清々しいものでした。
石窯で焼いた旨味のぎゅっと詰まった絶品ハンバーグを夕飯に頂いた後は、梅の砂糖漬けとハーブで虫除けスプレー作りを行いました。砂糖漬けは凍った梅を一つづつ綺麗にして、氷砂糖と一緒に瓶に詰めました。濃厚な梅シロップの出来上がりは夏との事。今から出来上がりが楽しみです。虫除けスプレーは、好きなハーブを選ぶ事ができました。皆自分の好きな香りを選ぶ姿は真剣。あっという間にオリジナルの虫除けスプレーが出来ました。いい香りなので病みつきになりそうです。簡単な材料で出来るので家でも挑戦してみようと思います。
2日目は塙町の神永さんの畑と山林の手入れです。まずはじめに大豆畑のお手入れを行いました。先月植えた大豆の種は、たった1カ月しか経っていないとは思えないほど芽を出し立派に成長していました。成長した苗は茎の部分がむき出しになり、周りにはたくさんの雑草が生えていたため、土を掘り返す作業をしました。鍬の使い方を教えてもらいましたが、思うように掘り返せず、難しいものでした。しっかり掘り返すには腰も少し低くしなければならず畑一面を掘り返すのは大変な作業でした。
次に枝打ちという枝を切り落としていく作業を行いました。木がしっかりと育っていくために枝を切り落とすのですが、切り落とす枝と残す枝の見極めが難しい。神永さんに教えてもらいながら皆が散り散りに広がり作業に取り掛かると、みるみるうちに木がすっきりしていきました。斜面に生えるたくさんの木を「これ全部です!」と聞いた時は終わるのかな?と思いましたが、さすが大人数での作業。見渡す限りの木々の作業は短時間で一気に終わりました。
最後のご飯は、お餅でした。蒸したもち米を交代でつき、作業を終えて残った力を振り絞ってついた、つきたてのお餅は言うまでもなく格別!あんこやきな粉、お雑煮と、出来上がったお餅はすぐさまなくなりました。
天気にも恵まれ、たくさんの汗をかきながら皆で一丸となって作業し、とても充実した2日間でした。私自身は今回で4回目の参加で、毎回同じ場所にお世話になっていますが、いつも変わらない、どこかほっとするような場所である一方で、作業や人との関わり、景色などを通して感じることは、毎回が初めましてのような、新しい発見をたくさんさせてくれる場所でもあると感じます。
次回は9月。そこでもまたどんなことを感じることができるワークキャンプになるのか今から楽しみです。
(サポートスタッフ まちゃ)