2016/07/03
7月2日(土)~7月3日(日)の1泊2日で「福島ワークキャンプ」を実施しました。この活動は、NPO法人あぶくまエヌエスネットさんとの東白川郡都市交流事業「ライフシェアリング」の一環として2014年1月からスタートし、今年で3年目になりました。当法人とに関係している中学生以上の若者を対象に実施しています。
1日目、まずはワークキャンプでお世話になっている農家の方のお宅でお昼ご飯をいただきました。梅ご飯、なすとズッキーニの味噌炒め、肉じゃがなど、どれも本当に美味しかったです。心づくしのお料理でエネルギーを蓄えた後は、いよいよ畑へ向かいます。
ここでは2つのチームに分かれて作業をしました。1チーム目は、草刈り機を使って雑草を刈り取りました。草刈り機は重く、背負いながらの草刈りは大変な作業でしたが、伸び放題で向こう側が見えないくらいだった雑草が綺麗に刈り取られてすっきりした時の達成感はひとしおでした。
2チーム目は、大豆畑の畝立てをしました。5月のワークキャンプで蒔いた大豆の種は芽を出し、順調に大きくなっていました。その苗に向かって鍬で土を盛っていきます。畝立てをすることで、土の中へ酸素が十分に行きわたるため、大豆の生育がよくなるそうです。初めは慣れない鍬に四苦八苦していましたが、農家の方に使い方のコツを教えていただき、畝立てを完了させることができました。
大豆畑の畝立ての後は、玉ねぎの収穫をしました。玉ねぎの数はなんと2万個だそうです!途中で草刈りチームとも合流しましたが、3分の1ほど収穫したところで1日目はタイムアップでした。
玉ねぎの収穫の後は、畑で採れたトマトやきゅうり、ブルーベリー、ミルク寒天のおやつをいただき、地元の温泉にも行きました。身も心も癒された後には、畑で採れた野菜を贅沢に使ったBBQをいただきました。採れたて新鮮な野菜を使ったBBQは都会では味わえない美味しさで、ついつい食べ過ぎてしまいました。
食事の後は近くの田んぼに蛍を見に行きました。そこには数え切れないほど多くの蛍がいました。蛍は飛びながら光っているのがオス、とまって光っているのがメスという豆知識も教えていただき、ホタル観察を楽しむことができました。また、当日はあいにくの曇り空でしたが、星もたくさん見られ、蛍と星の光に包まれた景色に感動しました。
2日目は草刈りチーム、田んぼの草集めチームの2チームにわかれての作業です。
草刈りチームは、鮫川村の農家に出かけての作業です。急斜面になっている所に生えている草を刈っていく作業は、思ったより重労働…これを高齢のご夫婦だけでやることはとても大変です。短い時間でしたが、農家の方々にもとても喜んでいただき、こちらとしても嬉しかったです。草集めチームは、田んぼの畦に刈った後そのままになっている草を熊手を使って集めました。
朝はあいにくの小雨、また広大な田んぼを目の前に、「全部集めることが出来るのかな…」と不安に思いましたが、途中で雨もやみ、また皆で協力することで全ての草を集めることができました。草を集め終わって綺麗になった畦を見ると、心もすっきりとした気分になりました。
農作業の後は、最後の食事です。ピザ作りをしました。みんなそれぞれ好きな具をトッピングし、オリジナルピザが完成!石窯で焼いたピザは美味しく、あっという間に完食でした。
今回のワークキャンプも、あっという間の2日間でした。農業をはじめ、普段都会では経験することのできない体験を提供してくださり、一から丁寧に教えてくださる皆さまには、本当に感謝です。次回のワークキャンプは9月、どんな体験ができるのか、今から楽しみです!
(サポートスタッフ かすみん)