2016/07/31
夏休み子どもサマーキャンプ2016/川と森のコースの3日目も、元気よく始まりました!朝のつどい、朝ごはんを終えた後、竹を持ってキャンプ場まで移動します。そうめんを流すために使う長い竹は、みんなで力を合わせないと運べないほどの大きさです。施設からの坂道を下っていくと、お待ちかねのキャンプ場が見えてきました。
今回の流しそうめんプログラムでは、細い竹を削ってお箸を作る低学年チーム、竹を割ってそうめんを流すの台を作る高学年チームに分かれて作業を行いました。
高学年チームは、班の枠を超えた2人ずつのペアを組んで作業を始めました。なたを使い、竹を割っていきます。ゆっくりと丁寧に、慎重に作業を進めていました。竹が割れたあとは、節をハンマーで取り、残った節を小刀で丁寧に削ります。節を綺麗に削らないと、そうめんが引っかかり綺麗に流すことができません。
上手くそうめん台が作れるのかどうか、一番の分かれ目となる作業なので、みんな真剣に取り組んでいました。綺麗に竹を削った後は、いよいよその竹を合わせてそうめん台を作ります!角度を調節しながら、上手くそうめんが流れるよう竹を組み合わせます。
低学年のチームは1人1本ずつ小刀をもらい、お箸作りを行いました。力を入れすぎず、抜きすぎず。扱いが難しい小刀にはみんな苦戦していました。しかし、一本目、二本目と削りかすの量が増えるにつれ、子どもたちの腕も上がっていきます。徐々に作業のスピードも上がっていきました。
中にはお土産にと家族の分のお箸を作っていた子や、まるで職人のような速さで十数本のお箸を仕上げていた子もいました。上手くいかない時は友達の作り方を見て真似したり、アドバイスをもらったり…一見個人作業になりがちなこのお箸作りですが、みんなで助け合ってよりよいお箸を作ることができました。
さて、台もお箸も完成した後は、いよいよお楽しみの実食の時間です。自分たちで作った台とお箸で食べるそうめんは、とても美味しいものでした。次々に流れてくるそうめんを逃すまい!と構え、みんなお腹いっぱいにそうめんを食べていました。その後は、班ごとに虫取り網と虫かごを持って、1日目には行けなかった場所まで探検に出かけたり、小枝を拾ってアクセサリーを作ったり、班それぞれで計画して、思い思いの時間を過ごしました。
探検しているうちに日も暮れ、夜ご飯を食べ終わった後は、キャンプ最後の夜恒例、キャンプファイヤーの時間です。雨予報が出ていて開催が危ぶまれていましたが、みんなの強い思いが届いたのか、なんとか天気も持ちこたえてくれました。
ファイヤー場へ到着すると、そこに待っていたのはいつの間にかいなくなっていた5.6年生でした。そう、このキャンプファイヤーのために、キャンプ初日から少しずつこっそり準備をしてくれていたのです。三日間のキャンプの思い出を振り返りながら、ロケット花火のように導線に火がつき、点火が始まりました。
思い出を振り返る時のセリフも、点火の方法も、全て5.6年生が出したアイデアから生まれたものでした。遊ぶ時間や休む時間を惜しんでこのキャンプファイヤーを作り上げてくれた5.6年生の努力がありありと伝わってきました。点火の後は、火の周りで円になって英語での歌や踊りをしました。英語の意味が分からなくても、踊りがあれば、みんなで気持ちを一つにして楽しむことが出来ます。
キャンプファイヤーも終わりに近づき、気がつけば辺りは真っ暗になっていました。空を見上げると、満天の星空が!昨日は見ることが出来なかった景色が、目の前に広がっていました。プラネタリウムのように浮かぶたくさんの星が作り出した夏の空を、みんな目に焼き付けました。
盛りだくさんのプログラムに大満足の3日目を終え、明日はいよいよキャンプ最終日。ワクワクしながら今日1日を振り返り、眠りにつきました。
(サポートスタッフ かんな)