2018/06/02
6月2~3日の一泊二日で、「みんなで作る!子ども村」を実施いたしました。「子ども村」は、自然がとっても豊かな福島県東白川郡鮫川村で農業体験、自然遊び、料理、動物のお世話など、“一つの村で暮らすように過ごす”ことがコンセプトの活動です。今回は、鮫川村で自然体験・里山体験を多くの子どもたちに向けて提供してきた「NPO法人あぶくまエヌエスネット」さんにご協力を頂き、実施いたしました。
まずは、東京駅に集合!今回は「特急ひたち」に乗ります。初めはあまり会話がなかった子どもたちも、ボックス席になったらあら不思議!自然とじゃんけんや手遊びが始まり、あっという間に名前を呼び合う仲に。子どもの友達を作る力はすごいですね。勿来駅で現地スタッフと合流し、マイクロバスにゆられて今回宿泊する場所へ。
まずは昼食です!メニューは炊き込みご飯とお吸い物。現地で採れた食材がふんだんに入っており、子どもたちは「おいしい!」「給食で出してほしい!」と、すごい勢いで食べていました(笑)おかわりを何杯もしている子もおり、本当においしいものって子どもたちもわかるんだな~と思ってしまいました。
その後は、現地がどのような場所なのか?という紹介をしてもらった後、いよいよ農作業のスタートです。「草集め」と「種まき」という2つの作業に分かれました。まずは草集め。「退屈に感じる子どももいるのでは…?」と心配をしていましたが、これが大人気!刈ってある草を集めるとこんもりと山になり、それを次々に運び出していく作業は達成感があったようで、全員夢中になって取り組んでいました。大変な作業の時は「誰かこっち手伝って!」「今、行くよー!」と、子どもたち同士で自然に声を掛け合う姿が見られたのも印象的でした。
種まきは、「トウモロコシ」と「大豆」の種を蒔きました。30センチ間隔に、種を蒔いていきます。漏れなく蒔いていくのが意外と大変で、初めは時間がかかっていましたが、少しずつ慣れて、広い畑の種まきがあっという間に終わってしまいました。大豆は、9月に枝豆となり、うまくいけば食べられるそうです♪その時が楽しみですね。
農業の後はお待ちかねの好きな遊びの時間です!生き物探し、木工工作、手作りアスレチック、秘密基地作り…などなど、子どもたちが「やりたい!」と思う遊びを、思う存分できる環境があり、その環境を目いっぱい活かしながら、のびのびと遊んでいました。同じ興味をもつ子ども同士が自然につながって、男女関係なく遊んでいる姿が、本当に楽しそうでした。
遊びの後は、係の仕事です。食事の準備や米炊き、動物の世話など、いくつかの係に分かれました。「子ども村」では、生活に関わる部分をできるだけ自分たちで行なっていくことが特徴。どの係の子どもたちも、主体的に取り組んでいました。中でも薪割りが大人気!斧を使って、きれいに薪が割れることが達成感があったようで、気づくと大行列になっていました(笑)たくさん働いた分、その後の夕食のカレーも大変おいしく、おかわりをする子がまたもや続出!
まだまだお楽しみには終わりません!ドラム缶風呂の時間です♪みんなでぎゅうぎゅうになりながら入るお風呂は、本当に楽しく気持ちよさそうでした。入浴の合間には満点の星空も見え、あまりのきれいさにみんな見入っていました。
明日の朝の係を決めて、今日はおしまいです。明日はあっという間にもう帰る時間ですが、最後までみんなで協力し、楽しもうね!
(副理事長・職員 ゆっこ)