2020/02/15
本日、今年度3回目の土曜学習に行ってきました。今回、私は4年生を担当しました。普段お休みの土曜日にもかかわらず、多くの子どもたちが自主的に参加してくれていました。
教室に入る前外から様子を眺めると、立ち話をしている子や、教室内を歩いている子、中には教室の中を掃除している子までいました。担任の先生が教室に入るとみんな自然と席に座って先生の話を聞いていました。4年生のみんなと会うのは初めてだったので少し緊張しましたが、自己紹介で「おはようございます」と挨拶をすると、子どもたちも元気に「おはようございます!」と返してくれたのでちょっとほっとしました。
1時間目は国語でした。物語の読解、こそあど言葉、国語辞典・漢字辞典の使い方について学校で習った内容を復習するプリント(11枚)で、1枚終わるごとに私たちや保護者ボランティアの方に子どもたちが見せに来て丸付けをする、という形で進めていきました。最初のプリントが物語の読解だったので、「ちょっと時間がかかるかなー」と思い、教室を回りながら困っている子どものお手伝いをしようとしたのですが、始まって3分ほどで「先生出来た!!」と元気よく持ってきてくれる子がいてびっくりしました。
中には難しい問題もあって、何度も間違えてしまう子もいましたが、一緒に問題文を読んでみると「あ、わかったかも!ちょっと自分で考えてみる!」と言って自分の席に戻り、すぐに笑顔で直した解答を持ってきてくれました。40分間、みんなよく集中していたようで、終了時間が過ぎても誰も何も言わず、先生が気付いたころには3分ほど延長してしまっていました。それでも、「えー!あと2枚で終わるのに―!!」と悔しそうに声を上げる子もいて、やる気に満ちているなあと感心しました。
2時間目は算数でした。小数と分数の四則演算で、中にはまだ学校でやっていない内容もあるとのことでした。休み時間のうちからうずうずして問題に取り組みたがっている子もいたので、「算数好きなの?」と聞くと、「うん、めっちゃ得意!!早くやりたい!」と鉛筆を持ってプリントをめくりながら答えてくれました。筆算が必要な複雑な計算が多かったのですが、担任の先生が「急いでやるんじゃなくて間違えないようにやるんだぞー!」と声をかけていたおかげか、一発で満点を取る子もたくさんいました。
丁寧に取り組みながらも、周りの友達を意識して、「あの子より早く次のページ行きたい!」「俺も追いつかなきゃ!」とお互いに良い刺激を受けあっているように見えました。苦手な子にとって集中力を保つのは難しかったと思いますが、「一緒に考えてみよう!」と声をかけると問題と向き合って、「う~ん」とうなりながら懸命に問題に取り組んでいました。みんなの様子を見ているだけだった私にとっても40分はあっという間でした。
私が4年生の頃はもっと落ち着きも集中力もなかったような気がするのですが、今日出会った子どもたちはメリハリが効いていて、勉強の時間中は課題に集中して取り組むという姿勢が見られ、素直にすごいなあと感服しました。今年度は今日が最後ですが、来年度以降も継続して参加し、子どもたちがさらに成長する様子を肌で感じたいです。
(サポートスタッフ ワトソン)