2022/02/20
本日は、「ステップ・アップ・デイ」を開催しました。「ステップ・アップ・デイ」は、主に入会3年以内のスタッフを対象に、活動に参加する上での基礎的なスキルや考え方を学ぶ場として実施しています。今回のテーマは「リスクマネジメント」です。
夢職人では、自然体験・野外活動、スポーツ・レクリエーション、室内プログラムなど、様々な体験活動を実施しています。体験活動は、子どもの成長にとっても大切なことだと考えています。それらの経験や楽しさは、安全に活動できてこそあるものとも言えます。そこで、怪我や事故などのアクシデントを起こさないために、私たちスタッフが知っておくべきことを中心に学びました。
まず前半は、リスクマネジメントの基本的な考え方についてです。
リスクマネジメントは、「危険を発見する」「どれくらいの危険度なのか評価をする」「対処を行う」「危険が回避されたか確認する」という4つの基本手順が存在します。それらを踏みながら、怪我や事故を未然に防ぐことをリスクマネジメントと呼んでいます。
4つの基本手順について知ったあとは、中でも特に大事な「危険を発見する」ことに焦点を当てて座学を進めました。危険を探し、その危険がどんな状況を引き起こすかを考える練習として、危険予知トレーニングを実施しました。複数のイラストを例に、参加スタッフで意見を出して考えました。
危険予知トレーニングの次は、リスク要因についてです。発見した危険を、さらに分解し要因を特定することで、具体的な対策を取ることができます。そのために、リスク要因を特定するポイントについて学びました。環境や参加者、さらに指導者もリスクの要因となり得ることを知ったところで、前半は終了です。
さて後半は、前半で学んだことを活かしたワークの時間です。
活動時期や場所、人数やプログラムの内容などの細かい設定状況と、イラストから、まずは起こりそうなアクシデントを考えます。イラストに描かれていることに加え、「この年齢だったら、こんなことが起こりそう」「イラスト外ではこんなことが想定されそう」など、見えないことについても予想している様子が伺えました。
アクシデントを挙げたあとは、それらの要因や対策についても検討します。過去に同様のプログラムに参加したスタッフは、「こんなことを対策として準備した」など自身の経験についても共有していました。
今回の「ステップ・アップ・デイ」はオンラインでの開催となりましたが、参加スタッフで積極的に意見を出し合いました。これらを経て、複数人で危険を発見することの重要性も体感できたのではないでしょうか。具体的に当日の様子を想定し、起こりうるアクシデント・リスクの要因・対策を考え、準備することは、各活動ごとに実施しています。スタッフ一同、これからも安全な活動実施に努めます。
(理事・はたちゃん)