2024/06/02
今年度第二回となる「ステップ・アップ・デイ」を開催しました。「ステップ・アップ・デイ」は、夢職人の入会3年以内のスタッフを対象に、活動に参加する上での基礎的なスキルや考え方を学ぶ場として実施をしています。
今回のテーマは「体験活動におけるリスクマネジメント」です。夢職人では、年間を通じて自然体験・野外活動、スポーツ・レクリエーション、科学文化芸術活動など、様々な体験活動を実施しています。子どもにとって楽しく、そして学びのある活動をするためには、まず安全に活動することが大切です。
前半は、講義を中心に「リスクマネジメント」の考え方を学びました。体験活動では、子どもの成長や学びを対象とするリスクは”安全に提供する”という考えのもと、安全を管理します。
リスクマネジメントの第一歩である「リスクの発見」を体験するため、イラストや写真・動画から短い時間でリスクを発見する「危険予知トレーニング」を実施しました。イラストをみる目は真剣そのもの。発見したリスクを共有すると、”それもあったね”と思い出したり、”そんなリスクもあったんだ”と他の人の発見に驚く様子もありました。
さらに、発見したリスクの要因を特定し、対策を講じることがリスクマネジメントに繋がります。私たちスタッフの言動がリスク要因になりかねないことを肝に銘じ、前半は終了です。
さて、後半はグループワークを中心に「リスクマネジメント」を体験しました。リスクの発見・要因特定や評価・対処の検討の流れで実施しました。
日帰りプログラムやキャンプでも実施する「野外料理」がテーマです。まずは写真やイラストをみながら状況を想像し、リスクを洗い出しました。リスクの評価後は、要因特定や対処の検討をしていきます。前半に学んだ3つの視点をもとに、要因に漏れはないか?と自分たちでも問いかけながら進めました。
リスクの発見・評価・対処の正解は1つでもなければ、完璧にすることも難しいです。しかしグループで会話することで、より多くのリスクに気づくことができ、あらゆる想定を踏まえた対処が検討できることを感じたグループワークでした。
今回の研修で得たことを実際の活動で活かすことで、さらに身になっていくと思います。これから梅雨を迎え、そして夏の暑い日がやってきますが、安全に、そして楽しく学びのある活動を実施できるようスタッフ一同、努めて参ります。
(理事 はたちゃん)