2024/10/14
「みんなで作る!子ども村」もいよいよ最終日となりました。夜〜朝にかけては気温が下がってかなり寒く、寝袋から出るのもひと苦労。朝食作りと、米炊きの当番の子は、昨日と同じくみんなより少し早起きです。まだ眠い目をこすりながら6時30分からしっかりと当番活動に取り組んでいました。
他の子どもたちも少しずつ起き出してきました。7時過ぎからは体操です。元気に体を動かして、頭も体も目覚めてきたら、お待ちかねの朝食です。現地でとれた野菜を使ったサラダや、昨日夜のカレーなど、朝からおいしいごはんがもりだくさん。お友達と一緒に笑い合いながら、モリモリと食べました。
朝食後は残りの当番活動です。犬の散歩、動物のお世話、畑のお世話の当番に分かれて取り組みました。3日間頑張った当番活動も、これがラスト!「次に来た時は、犬の散歩の当番をまたやりたい!」など、次に向けての期待をよせる声も聞こえてきます。
その後は部屋の片付けです。寝袋を干したり、使用した部屋の掃除をしていきました。流し場やトイレなど、共用で使った場所も分担しながらきれいにしていきます。「早く終わればたくさん遊べる!」と、それぞれができることを見つけて、協力して進めていきました。
いよいよ最後の「体験活動・自然遊び」の時間です。「これやろう!」「あっちに行こうー!」と友達同士で誘い合う子もいれば、「私はこれをやる」ともくもくと取り組む子もいて、それぞれが好きなことにじっくりと時間をかけられるこの時間は、やっぱり貴重だなと感じました。鬼ごっこ、けいどろ、サッカーをしたり、友達と一緒に遊具で遊んだり。クライミングウォールでは、タイムトライアルのように時間をはかって取り組んでいる様子もありました。
工作の場所では「わらもじり」という、わらで紐を編むやり方を教えてもらい、一生懸命取り組んでいる子もいました。別の子どもからも「次は私もわらもじりやってみたい」という声をもらい、やったことがないことをやってみたいという気持ちが、子どもたちの中にはやっぱりあるんだな…と感じました。
あっという間に昼食です。エビがたっぷりはいったエビピラフを食べました。最後の昼食も相変わらずおいしくて、何回もおかわりする子もいました。
帰りの身支度を整えたら、いよいよ帰りの会です。楽しかったことを聞くと、「ピザ作りが楽しかった」「鬼ごっこを全力でやったことが楽しかった」などと、それぞれが思ったこと、感じたことを教えてくれました。現地スタッフともここでお別れです。農林業を教えてくれたり、遊びのサポートをしてくれたり、おいしいごはんを作ってくれたり、たくさんお世話になりました。また来年くるよと約束をして、現地を後にしました。動物たちも名残惜しそうに見送ってくれたような気がしました。
マイクロバスと特急電車を乗り継いで、上野駅を目指します。バスや電車では疲れ果てて寝ている子もいれば、最後まで元気いっぱい、友達と一緒に遊んでいる子もいました。無事に解散場所に到着し、それぞれ帰路につきました。
3日間の子ども村は、これでおしまいです。春、夏、秋…と季節ごとに開催ができたため、プログラムや食事を通して食物が育っていく過程を感じることができ、連続性のある活動を行う価値を改めて感じました。繰り返し参加している子どもが少しずつリーダーシップをとってくれて、子ども主体の「子ども村」の形ができつつあることも嬉しく思います。
来年もよりよい形を模索しながら、この「子ども村」を運営していきたいなと思います。また「子ども村」でたくさん遊ぼうね!!
(職員 ゆっこ)