2015/05/31
5月30日(土)~31日(日)の1泊2日で、「福島ワークキャンプ」を実施しました。この活動は、NPO法人あぶくまエヌエスネットさんとの東白川郡都市交流事業「結いの交流」の一環として昨年の1月からスタートし、今年で2年目に入ります。新年度の初回は、田植えと大豆の種まきを行いました。
1日目は田植えとふきの砂糖漬け作りを行いました。初めに、進士さんからふきの見分け方や採り方を教わって、ふき採集をしました。このふきがどのように形を変えるのかというお楽しみは夜にとっておいて、次に、この日のメイン作業の田植え(手植え)を行いました。
田んぼの中は歩きにくい上に、列を乱すことなく前後そろえて苗を植えなければならないので大変でした。作業が終了した帰り際、土手の上からみた田んぼには、ところどころ曲がった状態で苗が植わっていて親しみがわきました。
その後は夜ご飯のカレー作りをしました。かまどに火をつけるところから盛り付けるところまで自分たちで行ったためか、この日のカレーは格段においしく感じられ、おかわりが止まりませんでした。
おなかいっぱい食べた後は、お昼に採ったふきを使った砂糖漬けを教わりました。買ってきたものではなく採集したものを調理するというのが新鮮でした。出来上がったふきの砂糖漬けは程よい甘さでおいしかったです。調理の工程もシンプルで覚えやすかったので、また作ってみようと思いました。
2日目は、本ワークキャンプでいつもお世話になっている神永さんのところへ行って大豆の種まきと雑草取り、土嚢作りを行いました。大豆の種まきは、かかとで土を踏んで種をまく箇所を作る、種をまく、上に土をかぶせる、かぶせた土を固めるなど様々な役割があるため、4~5名で1つのチームを作り役割分担しながら作業しました。開始当初はチーム内の作業ペースがバラバラだったのが、徐々に他のメンバーの状態を確認しながら行うようになり、最終的にチームの一体感がでてきたのには感動しました。
種まきを終えて、今度は2チームに分かれて別々の作業を行いました。1チーム目の作業は鎌を使っての畑の雑草取りです。刈っても刈っても、一向になくならない雑草たち。時折立ち上がって、畑がきれいになっているのを確認するのが密かな楽しみとなっていました。
2チーム目の作業は土嚢作りです。袋に土を詰めて口を縛り、それを運んでいくという作業です。文字に表すとシンプルですが、各土嚢袋の重さが30㎏以上あるため、詰めるのも運ぶのも一苦労。実に大変な作業でしたが、力を合わせて約60袋もの土嚢を作りました。すべての作業が終わった時の達成感は結構なものでした。
その後は、お昼ご飯として進士さんが手作りで作られた本格石釜でピザを焼きました。最後はそれぞれのピザを食べ比べながらおいしく楽しい時間を過ごしました。
今回のキャンプもとても楽しく、充実していました。帰り際、「心身ともにリフレッシュできた」「充実した週末を過ごせた」というような感想があちこちから聞こえてきました。都会にいるときには中々味わえないこの充実感を、一人でも多くの方に味わっていただけたらなぁと思った瞬間でした。
さて、一年間の活動がつながっているのが当キャンプの魅力の1つでもありますが、次回は6月21日(土)~21日(日)に実施されます。今回の苗や大豆がどう成長しているのか、今から楽しみです。
(サポートスタッフ あゆ)