講演・研修

2020年2月ステップアップ宿泊研修を行いました!

2020/02/02

宿泊研修1日目

暖冬に恵まれポカポカ陽気の2月1日~2日に、「ステップアップ宿泊研修」を行いました。この研修は、入会後3年以内のスタッフを対象に実施しています。子どもたちの教育活動を行う上で必要な考え方や技術などを修得してもらうことを目的とし、今回は「野外料理の方法」「子どもへの関わり方」を実習と座学を通して、学んでいきます。また、今回の実施場所である千葉市少年自然の家は、3月に行う「春休み子どもキャンプ」の実施場所でもあり、実地踏査も含めて研修が行われました。

当日は天気にも恵まれ、スタッフたちは朝から浜野駅に集まり、少年自然の家に向けて元気に出発!到着後は、研修の内容と施設の使い方を確認し、昼食をとりました。

初めの時間は、まずスタッフ同士の仲を深めよう!ということで、いくつかのレクリエーションを行いました。緊張がほぐれ、少しずつ笑顔も増えてきました。後半では、2人1組で「他己紹介」を行いました。どうすれば相手の良いところを伝えられる内容になるのか、それぞれ相手の話を熱心に聞いて、発表する内容をまとめます。発表では、個性あふれた発表ばかりで、それぞれのスタッフのことをより深く知る機会になりました。

次の研修は、野外炊飯場に移動し、「ナタの使い方」「薪を使った火の付け方」を学びました。ナタの使い方を学んだ後、スタッフはそれぞれ太い薪を割っていきます。ここで割った薪がその後の火付けで使用する細い薪になります。全員がナタを使えるようになった後は、薪への火の付け方と火の燃える仕組みを学び、それぞれ実践していきます。ここでスタッフは火付けの経験の浅い初心者と上級者の2つに分かれました。

初心者は、1人で薪を組んで火を付けることに挑戦します。スタッフ同士で声を掛け合いながら学んだことを復習する風景が見られました。一方で上級者は、点火で使う新聞紙を使わずに、木くず「木っ端」を使っての火付けと、強火・弱火など火の調節に挑戦しました。どの場所でも火が付いた瞬間は「おーっ!!」という歓声があがっていました。さて夕食は、自分たちで付けた火を使っての「クリームシチューづくり」です。どのグループも美味しそうなシチューが出来上がっていました。

夕食後は、この日、最後の研修の時間です。過去の活動での出来事を例に、その時のスタッフの行動や子どもの気持ちを考えて対応の仕方を考える「ケーススタディ」をおこないました。「こういう対応の仕方も良かったのかな?」「この時の子どもはこう考えていたから行動したんじゃないかな?」など多くの意見が飛び交いました。それぞれのスタッフの経験を交え、知恵を絞り、意見を交わし、全体を通じて議論がより深まりました。

研修後は、お風呂で研修での疲れをとり、キャンプでも使用するログハウスでそれぞれ眠りにつきました。その日は快晴であったこともあり、夜は満点の星空を見上げるスタッフたちもいました。

宿泊研修2日目

2日目初めの研修では、1日目に続いて「薪を使った火の付け方」を行いました。初心者は、周りの助言がない状態で昨日の経験を思い出しながら、1人で火を付けることに挑戦しました。それぞれ学んだことをよく覚えていて、全員が1人の力で火を付けることができました。

上級者は、実際に夢職人の活動の場で子どもたちに説明することを目的に、1人ずつ実際に発表を行いました。メンバーからのフィードバックもあり、それぞれ気づきがあったようです。それぞれの研修の後は、自分で付けた火を使ってバウムクーヘンを焼いていきます。みんなで声を掛け合いながら、美味しいバウムクーヘンが出来上がりました。

お昼ごはんを食べたら、いよいよ研修最後の時間となります。最後の研修は「振り返り」をテーマとして実施しました。子どもたちとの活動の最後に実施している「帰りの会」と呼んでいる時間ですが、それらの目的や、進めていく上で大事なポイントについて講義がありました。

その後、スタッフ役と子ども役に分かれて「振り返り」の実践を行いました。スタッフは、みんな最後まで真剣に、子ども役のスタッフの話を聴く姿が多く見られました。「実際考えないとけないことが多く、新鮮だった」という声も多く上がり、中身の濃い研修になったようでした。

最後に、参加したスタッフみんなで集合写真を撮り、バスに乗り浜野駅で解散となりました。2日間の短い時間ではありましたが、全体を通して内容の濃い研修となりました。

子ども達の成長に関わる活動に参加するには、スタッフ自身が考え続け成長し続けていかなければなりません。今後もこのような研修を定期的に行うことで、スタッフ自身の学びと成長の場をつくっていければと思います。それぞれのスタッフの今後の活躍が楽しみです!

(研修運営スタッフ かいちゃん)


募集中のプログラム

日程:2024年5月26日

場所:高尾山

対象:小学生・中学生

キッズクラブ:5月あそびの達人
高尾わくわくハイキング

自然豊かな高尾山へハイキングに行こう!珍しい植物や昆虫を見つけたり、耳をすませば鳥のさえずりや小川の音が聞こえてきます。みんなで山頂を目指してがんばろう!

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日程:2024年5月11日

場所:都立木場公園

対象:親子・幼児・小学生

【公開】子どもがのびのび遊べる場
木場プレーパーク

いつ来てもいつ帰ってもOK!のこぎりやトンカチ、絵の具などの様々な道具を使い、土や水、木といった自然の素材、布や段ボール等の廃材などで思い思いに遊べます!

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保護者の声

親としては子どもが自分の身の回りのことをちゃんとできるか心配しましたが、特に問題もなく本人が楽しく参加できたようなので本当によかったです。
親が離れると不安を感じるタイプだったので、それをクリアさせたいと思い参加しました。最初はかなり緊張した様子でしたが、何回か参加するうちに知っている顔も増え、慣れたようです。
キャンプから帰ってくると、スタッフからキャンプ中の子どもの様子を報告してもらえるのもとても良いと思います。安心して預けています。
キャンプの前に面談があるので、子どものアレルギーのことなどを事前に伝えておくことができたのもよかった。継続して参加していると、昨年できなかったことが今年できるようになったなど成長を感じられます。
スタッフの方から連絡帳で、班長の役目をきちんと務めたことを教えてもらえたのはよかったです。将来大きくなって、今度はスタッフとして関われるようになったら素敵だなと思います。
何度も参加したりして人と人とのつながりができるのが魅力的。何でも不安になりがちな子だったが、一度参加して以来、積極的に次の参加もしたがり、一皮むけた感じがしました。

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