2024/08/21
夏休み子どもサマーキャンプ2024「本格アウトドアコース」の2日目!山の朝は東京よりも涼しく、スッキリとした目覚めで一日がスタートしました。みんなよりも一足早く起きて朝食の下ごしらえをしてくれたのは、中学生の子ども達。かまどに火を焚いて、全員分のスープを煮込んだり、ホットドッグ用のソーセージを茹でたりと朝から大活躍です。
朝食は牛乳パックを活用した「パックドッグ」という調理法で、一人ひとりマッチを使って火をつけて、自分のホットドッグを焼いていきます。初めてマッチを使う子も班の友達にやり方を教わって、それぞれ自分の朝食を準備しました。中学生の作ってくれたスープと一緒に、出来立てをいただきます!アウトドアならではの朝食に大満足の様子でした。
腹ごしらえも済んで、午前中は「ナイフ講座」「弓矢作り」のプログラムを行いました。まずは講師の先生方からナイフの使い方を教わります。実演して見せていただく中で、「正しい使い方ってどんな持ち方かな?」「今からやって見せる中で、どれが危険な使い方だと思う?」とクイズ形式で学んでいきました。また使い方だけでなく、置き方や周囲の環境への気配りの重要性についても教わり、ナイフの安全な扱い方をばっちり習得したところでいよいよ弓矢作りに挑戦です。
矢は細い竹を使います。節を削って滑らかにしたり、先端をV字に削って引っ掛かり部分を作ったりと、形を整えていきました。初めての本格的なナイフに緊張する様子も見られましたが、教わった使い方をしっかりと守り、難しい部分は先生方にアドバイスを貰いながら集中して頑張っていました。
矢が完成すると、今度は少し太い竹をしならせて紐を括り付けて、弓を作ります。弓矢がどちらも出来上がると、「できた~!」と誇らしげな顔を見せていた子ども達。「かまえ」「ねらえ」「うて」の掛け声に合わせて試しうちをすると、「本当に飛んだ!」と嬉しさと驚きが溢れていました。
昼食後はグループタイムです。作った弓矢の飛ばし方を特訓したり、工作でミニチュアの弓矢を作ったり、講師の先生方に教わりながら木や竹をナイフで削って模造ナイフを作ったりと、午前中の経験を活かした遊びを満喫していました。
おやつのフルーツポンチを食べたあとは、夕食に向け「原始の火おこし」の2回目の挑戦です。昨日のことを思い出しながら、班の全員で息を合わせ、真剣な表情で手を動かしていきます。失敗しても「次はこうしてみよう!」と相談しながらやり方を工夫して何度も挑み、今日も無事に全班が火おこしに成功!「昨日より早く火がついたね!」「なかなかつかなかったけど、楽しかったね!」と班の仲間と顔を見合わせ、達成感に浸っていました。
火がついて一安心したところで、調理担当とかまど担当に分かれて「野外料理」の開始です。焦がさないように気を付けながらコッフェルでお米を炊き、食べやすい大きさに切った野菜をカレーのルーと一緒に煮込んでいきます。火を絶やさないように薪の置き方を工夫しながら、鍋いっぱいのカレーを完成させました。
自分達で作ったカレーライスは美味しさもひとしおです。おなかいっぱいになるまでおかわりをして、盛りだくさんの2日目が終わりました。明日もいっぱい遊ぼうね!
(サポートスタッフ しーちゃん)