2021/08/12
8月12日(木)に8月「あそびの達人」(夏休みスペシャル)を開催しました。数日前に台風が訪れており天候の影響を心配していましたが、安全面を確認の上、無事に開催する運びとなりました。
とっても朝早い集合でしたが、遅刻することなく続々と集まってくる子どもたち。「早く海に入りたい」とみんなのワクワクが高まっている様子です。
逗子駅からバスに20分ほど揺られ、今回お世話になる「認定NPO法人オーシャン・ファミリー」さんのセミナーハウスへと到着しました。
オーシャンファミリーさんは、「海は面白くて楽しい」「海はすばらしい」そして「海は大切だ」を合言葉に、2007年から次代を担う子ども達を中心に海の環境教育に関する事業を行い、地球環境の保全と、持続可能な社会作りを目的に活動をしている団体さんです。海のプログラムを安全に実施するために、ご協力を頂きました。
水着に着替えてさっそく出発。少し歩いて海が見えると「わ~!海だー!」と子どもたちの表情が輝き出します。準備体操をして体を温めたら、さっそく海へGO。入るころには雲間から太陽が差し込み、青空も見え始めました。
今年はじめての海という子も、海自体がはじめてという子もいました。水をかけ合ったり、ざぶんと潜ってみたり、泳いでみたり…と、みんな思い思いに遊んでいました。休憩をはさんだら、引き続き海遊びチーム&スノーケリング練習チームに分かれて、交代して実施していきました。
海遊びでは「フロート」と呼ばれる海に浮くものに乗って遊んだり、「パドルボード」にのってサーフィンのまねっこをしたり、サップを体験させてもらったり。中には体験したことがある子もいましたが、ほとんどの子がはじめて使用する道具だったようで、「私もやってみたい!」と次々にチャレンジしていました。
スノーケリング練習では、スノーケルマスクを貸してもらい、装着の練習です。装着すると鼻で息をすることができないので「ちょっと苦しい…」という子も。顔をつけてみて、口で呼吸をする練習をしました。午後に向けての期待が高まります。
たくさん遊んでお腹もペコペコ。昼食の時間です。しばし休憩…と思いきや、早い子どもたちは食べ終えて、海岸付近で貝を拾ったり、海を見たりと、ほんの少しの時間でも遊びたい、という様子がありました。
午後はスノーケリングチーム&磯観察チームに分かれ、交代して実施していきました。スノーケリングでは、午前の練習を思い出してさっそく魚が見えるエリアへ。魚が逃げないようにそーっと潜りながら海の中を覗いていきます。「いま、魚見えた!」と歓声をあげてはまたもぐり…をくりかえし、もくもくとスノーケリングに取り組んでいました。すっかり海に魅了されてしまったようです。
磯観察では、始める前に「どんなに小さな生き物でも生きているから、大切にしてほしい」というお話がありました。岩をそっと持ち上げること、戻すときもそっと戻すこと。子どもも意識して、磯観察をしていました。カニ、ヤドカリ、ウニ、ナマコ…と、短い時間でも様々な生き物と出会えました。カニはカニでも種類があり、よくよく見ると色や形などが違うことがわかり、みんな興味津々でした。
楽しかった時間はあっという間に終わり、帰る時間に。まだまだ帰りたくなく、名残惜しい様子でしたが、オーシャンファミリーの方にお礼を伝え、葉山の海を後にしました。
たくさん遊んで、帰りのバスや電車ではぐっすり眠る子も。子どもにとっては制約の多い日々が続きますが、今日という日が夏休みの思い出の一つとして残ってくれたらいいな…と願うばかりです。
この夏、同じプログラムをあと2回実施するので、引き続き安全に実施できるよう務めていきたいと思います。
(職員 ゆっこ)