2022/10/16
本日は、夢の島公園にて、10月「あそびの達人」(オモシロ理科教室〜ジャングル探検&ワクワク大実験)を開催しました。理科や科学をテーマにしたプログラムがギュッと詰まった1日となり、さまざまな不思議やおもしろさを子どもたちに体験してもらいました。
まずは、集合場所から新木場駅まで電車で移動しました。新木場駅に着いたら、夢の島公園まで歩いて向かいます。公園の看板が見えてくると「やっと着いたー!」という声が聞こえてきました。1列になって歩道を歩いたり、電車の中では静かに話したりするなど、公共の場でのマナーを守って安全に移動することができました。その後、公園内にある石像のオブジェや綺麗に咲いているお花を横目に見ながら進んでいくと…午前中のプログラムを行う広場に到着!
低学年のお友達は「しゃぼん玉実験」に取り組み、2つの実験に挑戦しました。
1つ目は、割れにくいしゃぼん玉実験です。4種類の液体を配合してしゃぼん液を作り、軍手で触れるしゃぼん玉を目指します。「洗剤入れたい!」「洗濯のりもうちょっと多くしてみるのはどう?」「ガムシロップも入れてみようよ!」など、何の液体をどのくらいの量で混ぜると強くて丈夫なしゃぼん玉ができるのか、班のメンバーでアイデアを出し合う様子が見られました。
2つ目は、大きなしゃぼん玉実験です。棒と毛糸で作られた道具を使って、大きなしゃぼん玉と網玉しゃぼん玉を飛ばしました。上手に飛ばせたときは「うわー!すごーい!!」と大きな歓声が上がっていました。
高学年のお友達は「グライダー実験」に挑戦しました。工作用紙や割り箸、ビニールテープなどの材料を使ってオリジナルのグライダーを作りました。さらに、グライダーをより遠くまで飛ばすにはどうすればよいのかを考え、自分のグライダーに少しずつ改良を重ねていきます。
「重心の位置を変えてみたらいいのかなあ?」「羽の角度をつけたらさっきより飛んだから次はもうちょっと曲げてみよう」「機体を重くしてみたらもっと飛ぶかも!」など、数多くの工夫を凝らしていました。
なかなか真っ直ぐ飛ばなかったグライダーも、改善案を試していくうちにだんだんと飛距離が伸びていき、記録が更新される度に晴れやかな笑顔を見ることができました。なんと、20mほどの飛距離まで到達したお友達も!
お昼の時間になり、公園内の広場で班ごとにレジャーシートを敷いてお弁当を食べました。この頃には緊張もすっかり打ち解けてきたようで、楽しそうにごはんを食べていました。
お昼ごはんを食べた後は、お待ちかねの「アイス作り実験」をしました。ミルクかココアのどちらかと、ぶどうの2種類のアイスを作りました。牛乳、ぶどうジュースがそれぞれ入った2つの袋を渡されて「え、これ本当にアイスになるの?」と、どことなく不安そうな子どもたち。氷と魔法の粉(塩)が入った大きな袋の中にそれぞれの袋を入れて振ります。
「早くアイスになれ〜!」と一生懸命振ったり、頑張ってシャカシャカしているお友達を応援したりしながら、みんなでアイス作りを楽しんでいました。しばらくすると、最初は液体だった牛乳やジュースが徐々に固体へと変化していきます。
時間の経過とともにアイスが出来上がっていくのを目の当たりにして「あ!固くなってきた!」「本当にアイスできた!」と弾んだ声があちらこちらから届いてきました。驚きや喜びの表情がとても眩しかったです。
アイスを食べて休憩したら、午後は「植物館ラリー」に出発!班のみんなで協力してクイズやミッションに挑戦し、ジャングルを探検しました。植物館内には、多種多様な珍しい植物がたくさん。「あそこにバナナがある!」「この葉っぱトトロの傘みたい!」「このハーブいい匂い〜」など、いろいろな発見をしていました。
低学年の班は、ココヤシやカカオ、パイナップルなどの果実や、食べ物の名前がついた植物を見つけるミッションが特に人気だったようで、班のお友達と一緒に「どこだどこだ?」と探していました。高学年の班は、「なんでこんな根っこの形なんだろう?」と理由を考えたり、変わった特徴を持つ熱帯植物や食虫植物を観察したり、植物のユニークな生態に好奇心をくすぐられたお友達が多かったようでした。
また、ハロウィンが近いため、庭園には期間限定で巨大なおばけカボチャがごろごろと並んでいて、触ってみたり転がしてみたりと興味津々な様子でした。ジャングル探検を終えた後は班ごとに1日の振り返りを行い、帰路につきました。
「不思議だなあ」「おもしろい!」「なんでだろう?」。今日の体験を通して、そんなふうに感じたことが、子どもたちの興味関心を広げるきっかけに繋がっていると嬉しいなと思います。次回の活動でも、子どもたちの元気な姿とキラキラ輝く笑顔を見られる日を心から楽しみにしています!それではまた会いましょう!
(プロジェクトメンバー かずみん)