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千葉恵:いくつもの壁を超えて、ゼロから作り上げる難しさと楽しさを知った。

2016/05/13

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子どもや若者を対象とした社会教育活動に取り組んでいるNPO法人夢職人では、多種多様なバックグラウンドを持った大学生や社会人がボランティアスタッフとして多数在籍し、子ども達の多彩な体験活動を支えています。(ボランティアスタッフの詳細) スタッフは、先生や親とは異なる立場から子ども達と関わり、親しいお兄さん・お姉さんのような存在です。「another story-もう一つの社会との関わり方」では、そんなスタッフたちが活動をはじめた経緯や活動で感じたことなど、普段はあまり語ることのなかった物語をお伝えします。今回は、千葉恵さん(めぐ)をインタビューしました。

―まず初めに簡単な自己紹介をお願いします。

現在、大学4年生で、2016年3月に卒業して社会人になります。大学は、中央大学商学部の商業・貿易学科です。学んでいる内容は、主にマーケティングに関する授業を受けていて、人が物を買う時に何を考えているかなどを研究していました。今年の4月からはイーコマース系の会社で頑張って働きます。

―自己紹介ありがとうございます。“めぐ”は、とても長い間夢職人に関わっていると思うけど、まずは入ったきっかけを教えてください。

私が、夢職人のボランティアスタッフになったのは高校2年生の時だったから、もうかれこれ5年は続けていますね。時が経つのって早い(笑)入ったきっかけは、元をたどっていくと中学生の時のボランティア体験かな。中学校ってボランティア体験が必修の授業がありますよね。その授業で、私は保育園とか老人ホームとかに行っていたんですけど、そこでお手伝いをすることが好きで、授業以外にも夏休みを利用してよくお手伝いしに行っていたんです。でも、どうしても中学生という立場上、一日だけの短期的なボランティアしかできず、物足りなさを感じていました。

そんな思いを残しつつ、高校に進学してからは、忙しい部活に入らなかったので、学校以外の時間が長い生活をしていました。初めは学校以外で、手話を習っていたり、ライブ三昧の生活をしていましたが、段々中学生の時のボランティアをしていた頃を思い出し、何か始めてみようかなと思うようになりました。母親に相談をしていたところ、高校生でもできるボランティアで紹介されたのが夢職人でした。実は、私の妹が夢職人の活動に子どもとして参加していて。それもあり、母親からも夢職人を勧められました。

―“めぐ”はもともとボランティアに興味があって、夢職人を見つけたんですね。高校生の時に、一人で説明会へ行くことはとても不安だと思うけど、説明会へ参加してみてどうでした?

私の場合、夢職人のことは、特に何も調べず、とりあえず説明会に行ってみました(笑)結論から言うと、「説明を聞いてみた結果、ためらう理由なんかない!」って感じました。初めは確かに緊張していましたが、説明会にいた色んな大人の人に話しかけてもらえたり、話を聞けたことが嬉しかったし、楽しかったんです。学校では、同世代の人間関係しかないけれど、「ココには色々な大人がいて面白い!」って思いました。夢職人にいるスタッフと仲良くなりたいという想いも、夢職人でボランティアを始める決め手になったかなって思います。

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(左:大学では、2回ほど短期海外留学へ行っている 右:乗り物が好きで、夏に特急で鬼怒川へ行った)

―夢職人で行っている「企画」について聞かせてください。“めぐ”は、夢職人に入る前に、「企画」をした経験はありました?あと、「企画」に対してどんなイメージがありましたか?

夢職人に入会して半年、他のNPO団体のボランティアにも参加し始めていて、そこで初めて企画の経験をしました。企画の内容は、音楽ライブの運営を1から経験できるプログラムでした。この時は、同い年くらいの5人のメンバーでチームを組み企画に取り組んでいました。結果から言うと、実はけっこう成功を収めた企画になったんです。ただ、終わってみて思ったことは、「自分が頑張ってやりとげたというよりも、周りのメンバーの頑張りでなんとかなったな」っていう気持ちでした。人生で初めての企画は、売り上げもプラスだし、集客目標も達成していたけれど、周りの人のおかげだと思っていたから終わってからもモヤモヤが残る結果に終わりました。

その後、夢職人でも、高校3年の3月にあった、高尾山でのハイキングをする企画で、夢職人では初めての企画に携わりました。大学4年生のスタッフがリーダーで、社会人が1名の3人で組ませてもらいました。この企画も問題なく、子どもたちが楽しそうに参加してくれたのですが、ここでも、リーダーが頑張って全部やってくれたイメージが強かったんです。私自身は何ができたのかなってよく考えていました。だから、私の中では、企画に関しては、モヤモヤした気持ちが残るっていうことが多かったです。

―そのモヤモヤが残った状態で、その後もいくつか「企画」に携わってきたと思うんだけど、今まで関わった「企画」の中で、モヤモヤが晴れた「企画」は何かあったんですか?

大学1年の12月にやったファンドレイズの企画かな。当時団体の中でファンドレイズを始めようと機運が高まっていました。あ、ファンドレイズというのは、NPOが活動のための資金を集める行為のことを言います。

ある先輩スタッフから「一緒にやってみない?」と誘われて、自分たちで何ができるかを4人くらいのチームを組んで考え始めました。色々と試行錯誤を重ねた結果、リサイクル品を集めて、中古買い取り業者に集めたものを買い取ってもらい、寄付とする仕組みを作り上げました。高く買い取ってくれるところを探しまわったり、やるからには、ブーム的な感じで終わらせたくなかったので、継続的にできる仕組みを作ったりと、考えなければならないことは山積みでした。今までは、リーダーや周囲の人頼りだったことが、この時は誰もノウハウもないし、みんな手探り状態。当時は、なかなかうまくいかない焦りから、しんどい思いをすることもありました。

自分から協力してくれる人を集めたり、ゴールとかそれまでの道筋とかも自分で考え、0から1を作り出す難しさも痛感しました。でも、そんな時には、「もう読まない本が1冊だけあるんだけど1冊でもいい?」とか「会社でリサイクル品集めるね」って色んな人が協力してくれたりして、たくさんの応援がすごく励みになりました。段々、前進をし始めて、手応えを感じてからは、前に感じていたモヤモヤはもうすっきり晴れていました。初めて自分の力で企画をやりとげられた気がして、この時の達成感は本当にハンパなかったです。

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(どんな役割でもしっかりと対応する「めぐ」。子どもたちからの信頼も厚い。)

―すごく大変な思いをしながら、作り上げたファンドレイズの仕組みは、今の夢職人でも重要なものになっていますよね。こんな裏側があったとは知りませんでした。モヤモヤも晴れたところで、“めぐ”が、企画を通して学んだことや成長したなと感じることを教えてください。

「1回だめでも、へこたれない!」っていう強いメンタルが鍛えられたかな。ファンドレイズの時も、結局、最後は「自分がやるしかない!」っていう状況になって、がむしゃらになってやっていました。考えて提案したものが却下されても、試してみたものが全くうまくいかなかったりしても、何回も何回も挑戦して壁を超えられたことはいい経験になったかなって思います。当時は本当につらかった記憶しかないですけどね(笑)ただ頑張っていただけじゃなくて、なんでだめだったかとか原因を考えて改善案を具体的にしたりと自分なりに工夫を重ねながら取り組む経験を積めたことは大きかったなと思っています。この経験は就活でも本当に役立ちました。

―めぐ、ありがとうございました!

(インタビュアー:よこ)


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保護者の声

親としては子どもが自分の身の回りのことをちゃんとできるか心配しましたが、特に問題もなく本人が楽しく参加できたようなので本当によかったです。
親が離れると不安を感じるタイプだったので、それをクリアさせたいと思い参加しました。最初はかなり緊張した様子でしたが、何回か参加するうちに知っている顔も増え、慣れたようです。
キャンプから帰ってくると、スタッフからキャンプ中の子どもの様子を報告してもらえるのもとても良いと思います。安心して預けています。
キャンプの前に面談があるので、子どものアレルギーのことなどを事前に伝えておくことができたのもよかった。継続して参加していると、昨年できなかったことが今年できるようになったなど成長を感じられます。
スタッフの方から連絡帳で、班長の役目をきちんと務めたことを教えてもらえたのはよかったです。将来大きくなって、今度はスタッフとして関われるようになったら素敵だなと思います。
何度も参加したりして人と人とのつながりができるのが魅力的。何でも不安になりがちな子だったが、一度参加して以来、積極的に次の参加もしたがり、一皮むけた感じがしました。

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