スタッフ

松井美帆:大人の気持ちって子どもに伝わっている。関わり方次第で子どもも変わる。

2019/04/10

子どもや若者を対象とした社会教育活動に取り組んでいるNPO法人夢職人では、多種多様なバックグラウンドを持った大学生や社会人がボランティアスタッフとして多数在籍し、子ども達の多彩な体験活動を支えています。

ボランティアスタッフの詳細

スタッフは、先生や親とは異なる立場から子ども達と関わり、親しいお兄さん・お姉さんのような存在です。「another story-もう一つの社会との関わり方」では、そんなスタッフたちが活動をはじめた経緯や活動で感じたことなど、普段はあまり語ることなかった物語をお伝えします。

今回は、松井美帆さん(みーほ)をインタビューしました。

―簡単に自己紹介をお願いします。

大学三年生の松井美帆です。大学では、教育学科にて幼児教育を専攻していて、普段は友達と出かけていることが多いです。サンリオピューロランドが特に大好きでよく行きます!

―確かにみーほはサンリオのグッズをたくさん持っていますよね!ちなみに、遊びに行く以外にやっていることは何かありますか?

未就学児がたくさん来るキッズテーマ―パークでアルバイトをしています。あとは、保育園でボランティアをしています。

―遊びにアルバイトにボランティア…様々なことをやっていますね!では、本題に入って、保育士か幼稚園の先生になりたいそうですが、きっかけを教えてください。

元々、親戚の子どもや近所の年下の子の面倒を見ることが多くて、昔から年下の子と一緒に遊んでいたので、子どもが大好きなんです。それに加えて、私自身の幼稚園の時の印象がとても強いんです。小学校でやったことはあまり覚えていないのですが、その前の幼稚園が楽しかったという記憶があって。自分も子ども達の記憶に残ることを作っていきたいと思いました。

―幼稚園の頃の記憶…私も教室を脱走したこと覚えています(笑)聞いたことなかったので気になったのですが、保育士と幼稚園の先生で悩んでいるのはなぜですか?

単純に自分が幼稚園に通っていたことで「幼稚園の先生になりたい!」と思っていました。でも、保育園にボランティアに行ってみて、幼稚園よりも長い期間関わることができ、子どもの成長をより感じられることを実感しました。例えば、転んでばっかりだった1歳ぐらいの子どもが1週間後には歩けている時とか。本当に感動しました!!!そのような出来事もあって、どちらにするか悩み中です…。

 
(サンリオピューロランドが大好き。学校の友達ともよく遊びに出かけます)

―どちらも良さがあるからこそですね。そうやって悩んでいる中で、乳幼児を対象としているわけではない夢職人に来たのには理由があったんですか?

ただ単純にもっと多くの子どもを知りたいと思ったんです。別に乳幼児が好きというわけではなく、子どもが好きなので、もっと色々な子どもと関われる場を探したところ、夢職人に行きつきました。

―本当に様々な子がいますよね。色々な場所で子どもと関わっているみーほが感じた、夢職人の特徴とかありますか?

アルバイトは仕事ということもあり、決まっていることをやりながら関わるだけになってしまうし、保育園のボランティアはその保育園の方針に沿って先生たちのサポートをします。一方で、夢職人は6人くらいの班を持つので。自分で責任を持ち、目の前の子どもと向き合うのが難しいけど楽しいなと思っています。

―「難しいけど楽しい」か…。私もいつも考えさせられます。

自分の関わり方で子どもの反応が違うのは本当に難しいけど楽しいって思わされることですね。大人の気持ちって子どもに伝わっているし、動きもよく見られているし。夢職人に来てから、どのように子どもに働きかけるのか、よく考えなくてはいけないと感じました。また、そうやって考えて接してみた反応が直接返ってくるのは面白いですね。

―子どもは本当によく見ていますよね。関わり方が大切だと思ったエピソードとかあるんですか?

ウォークラリーをする活動の時に、班がまとまらなかったことがあって。どこかへふらーっといなくなってしまったり、息が合わなかったりして、私も余裕がなくなって焦ったんです。焦って注意をしても聞いてくれないで終わり、何がよくなかったのか考えた時に気付かされましたね。話を聞いてくれないのではなくて、聞くように私が関われていなかったんだって。

―それで、関わり方によって子どもの反応が変わると思ったんですね。

そうなんです。次の月に、また同じ子を持つ機会があって、反省を生かしてみました。前回は注意ばかりしていたんですが、その時は話をしながら、違う行動へ促していくようにしてみたところ、子どもの笑顔の回数が増えてきて。あと、子どもの目線で考えて関わると自分にも余裕ができました!


(子どもたちの個性を大切にし、一人ひとりに応じたサポートを心がけている)

―子どもの目線で考えて関わらないと、ただ指示されているように感じちゃいますしね…。夢職人での活動は先生になった時も活かせそうですか?

「絶対に!」と断言できるくらい、活かせます。子ども一人一人をよく見ることが大切だと思いますが、まずは見るための余裕を作らないといけません。そういったときに、さっきお話ししたように子どもの目線で考えて関わって自分にも余裕を作っていけると思うんです。これは班を持ってみたからこそ、分かったことです。

―班を持って、丁寧に1人1人と関わったからこそ学べたんですね。それでは、最後にみなさんへ一言お願いします!

夢職人の子どもたちは、学校や家庭とは違った一面を見せてくれます。私は実際にやってみる中で「もっとやりたい!」「関わりたい!」と思うようになりました。どんなことでも、やったもん勝ちだと思います。やってみないと分からないことばっかりですし!ぜひ、みなさんも気になったことがあれば一歩踏み出してみてください!

―ありがとうございました!ぜひこれからも色々なことに挑戦していってください!

(インタビュアー かどまり)

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保護者の声

親としては子どもが自分の身の回りのことをちゃんとできるか心配しましたが、特に問題もなく本人が楽しく参加できたようなので本当によかったです。
親が離れると不安を感じるタイプだったので、それをクリアさせたいと思い参加しました。最初はかなり緊張した様子でしたが、何回か参加するうちに知っている顔も増え、慣れたようです。
キャンプから帰ってくると、スタッフからキャンプ中の子どもの様子を報告してもらえるのもとても良いと思います。安心して預けています。
キャンプの前に面談があるので、子どものアレルギーのことなどを事前に伝えておくことができたのもよかった。継続して参加していると、昨年できなかったことが今年できるようになったなど成長を感じられます。
スタッフの方から連絡帳で、班長の役目をきちんと務めたことを教えてもらえたのはよかったです。将来大きくなって、今度はスタッフとして関われるようになったら素敵だなと思います。
何度も参加したりして人と人とのつながりができるのが魅力的。何でも不安になりがちな子だったが、一度参加して以来、積極的に次の参加もしたがり、一皮むけた感じがしました。

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