2016/08/05
「夏休みこどもサマーキャンプ2016/福島・里山と農業のコース」3日目の朝、昨日と同じようにごはん炊きチームと犬の散歩やヤギの乳搾りなど動物の世話をするチーム、農作業の準備チームに分かれて朝の仕事から始まりました。子ども達はだんだん福島の生活にも慣れてきたのか、昨日は何をすれば良いか分からず戸惑っていた様子でしたが、今日は率先して自らがやるという積極的な働きかけが見られました。仕事が終わると少し部屋の整理整頓をしながら朝食ができるのを待ち、みんなで配膳のお手伝いをして朝食を食べました。
午前中の活動はまず白菜の種をまきました。小さな小さな種を丁寧にまきながら「こんなに小さな種があの大きな白菜になるんだね!」と子ども達は驚いていました。そして昨日に続き、じゃがいもを掘りました。昨日と同じ作業なのにもかかわらず飽きてしまう子も出ず、汗をかきながら一生懸命じゃがいもを掘っていました。
農作業が終わり、昼食のおにぎりを食べて午後は川遊びへ出発!川の水は冷たくて気持ちよかったです。川ではよーく目を目をこらすと、小さいエビやたくさんのカエル、魚などがおり、子ども達はそれを捕まえてカゴに入れ、「この魚、名前はなんだろう?」などと観察していました。
その他にも少し流れが強いところでは、自分たちで石を積んで天然ウォータースライダーを作って遊んでいたりと、自分たちで川での遊びを考えて楽しんでいました。川遊びの後には近くの温泉場に行き、温泉に入りました。子ども達はみんな、川遊びのあともまだまだ元気いっぱい!温泉に入る前はすごくはしゃいでいました。ポカポカの温泉に入ると「気持ちいい~」とくつろいでいました。
夜ご飯はバーベキューでした。肉ばかりでなくしっかり野菜も食べて、最後の焼きそばはすぐになくなるほど、みんな美味しそうにたくさん食べていました。
夕食が終わると、日本で3番目に星が美しく見えると有名な草原へ出かけて、星を見に行きました。星は今にも降ってきそうなぐらいとても綺麗で、多くの星が見えました。また運よく展望台が開いていたため、係の方に星の説明をしていただいたり、望遠鏡で土星を見せてもらったりして、充実した星座観察をすることができました。田舎体験の家に戻ると、明日また楽しく元気に活動できるように、みんなすぐ眠りにつきました。
4日目、今日の当番活動はご飯を炊く係、犬の散歩と鶏のお世話の係、ヤギの乳搾りの係、午前中の農作業の準備をする係に分かれました。子ども達は昨日とは違った分担でそれぞれ仕事に取り組みました。同じ仕事をやったことがある子は「火はこうすると上手く点くよ」などと初めての子に教えている場面も見られ、子ども達の成長が見られた瞬間でした。
朝の当番活動が終わって朝食を食べたら、今日も午前中は農作業のお手伝いです。今日は昨日の農作業とは違い、雑草を集める作業をしました。農作業で使う農フォークや熊手などは、これまでの作業で使ったことがあるものなので、みんなすっかりコツをつかんで上手に草を集めていました。作業は予定よりも早く進み、たくさんの雑草を集めることが出来ました。これはみんなが協力し、いつも以上の力を発揮できたからだと思います。
作業が終わり、この日の午後は、沢登りをすることになりました。昼食を簡単に済ませると、沢登りに必要なヘルメットをみんな着用して出発しました。途中大きな岩があって登ることがなかなか大変だったり、川の流れがあるところでは、流れが強くて押し戻されそうになったり、大岩のトンネルをくぐったり、みんな少し緊張しながら歩みを進め、疲れながらも沢登りを楽しんでいました。
沢を登り終えて、ゴールに到着するとそこには滝が!みんな最初は滝の勢いに怖がりつつ、「よし、修行だー!」と、1人づつ滝に打たれるという、貴重な体験もできました。沢登りの後は昨日とはまた違った場所の温泉に行き、ゆっくりとお湯につかって、沢登りでの疲れを癒しました。
夜ご飯までの間、これまでお世話になった福島の方々に感謝を伝えるために、子ども達で集まって作戦会議を行い、感謝の会を開くことにしました。会で何をするかみんなで話し合い、模造紙に寄せ書きをしたり、外国人の3人に日本の「折り紙」を折ったツルなどをプレゼントしたり、農作業で教わったことをもとに劇を作ったりすることにしました。やることが決まると、福島のみなさんに知られないよう、みんなで分担をして秘密で作業をし始めました。
夜ご飯は、ぽんたさん特製肉じゃが丼!とっても美味しくてみんなお箸が止まりません!たくさん食べて夕食が終わったあとは、また秘密の作業の続きをやりながら、荷物の整理もしっかりしました。
明日の感謝の会を良いものにするため、疲れを残さないようにちゃんと寝ました。キャンプもあっという間に4日間が終わりました!丸1日過ごせるのは明日が最後。10人で力を合わせて、悔いの残らないよう精一杯楽しもうね♪
(サポートスタッフ ゆうと)