子ども村

2019年11月「子ども村」3日目

2019/11/04

いよいよ「みんなで作る!子ども村」も最終日となりました。宿泊している鮫川村は標高が高いため、この時期はもう朝晩はとっても寒くなります。でも米炊きや朝食の当番になっている子どもたちは、自分から起き上がり、黙々と支度をしたり、同じ当番の友達を起こしてあげたりしていました。

当番の子どもたちが頑張って作ったごはん、朝食のおかずをみんなでいただきます!朝から栄養のある食事をとって、パワーチャージです。その後、犬の散歩や動物のお世話も行い、最終日なので部屋の片づけや掃除へ。

 

お天気がよかったので、寝袋を外に干したり、大きな荷物をまとめたり、部屋の掃除機をかけたり…何回も子ども村に参加している子どもたちなので、手順がわかってテキパキと進めていきます。全員で協力して使った場所の片づけを行い、予定よりも早く終わると子どもたちは大喜び!自由遊びの時間がたっぷり取れて嬉しいですね。

最後の自由遊びも、それぞれの子どもたちがやりたいことを見つけて過ごしていました。「スラックライン」という、柱と柱の間を渡したゴムを、手をつかわずに最後まで渡り切れるかチャレンジしたり、小川でダム作りに没頭したり、ウォールクライミングでは高い場所まで登ろうとがんばったり、「ぽんた山」に行って積み木を高く積み上げる遊びをしたえり。

当番活動で行なった薪割がとても楽しく、最後のこの時間も斧でひたすら薪を割っている子どももいました!自分がやりたいことにじっくり取り組む表情は、とてもキラキラ、いきいきしていて、このような時間は子どもにとってとても大事だと、改めて感じました。

あっという間に自由遊びの時間が終わり、最後の昼食です。特製のピラフはとってもおいしく、「飲んでる!?」というくらいおいしすぎてあっという間に平らげてしまう子どもが続出。おかわりもいっぱいして、大きな釜の中のピラフが気づけばなくなっていました。

帰りの身支度をして、いよいよ現地のスタッフの方々ともお別れです。子どもたちに楽しかったことを聞くと、遊びのほかにも犬のゴンタと仲良くなったこと、菊芋を収穫したこと、薪割をしたこと…など、自分が没頭したことについていろいろな思い出が挙がり、充実した時間を過ごせたことを嬉しく思いました。

現地を出発する際には、スタッフさんや動物たちに「また来るからね!」「ばいばーい!」と姿が見えなくなるまで大きな声でお別れを伝えていて、楽しかった気持ち、お別れしてさみしい気持ち、が伝わってきました。

さすがに疲れたようで、帰りのバスや特急電車ではちょっぴり静かでしたが、無事に東京駅に到着し、帰路につくことができました。

子ども村の実施も今回で5回目となり、子どもたち同士の関係性、現地のスタッフさんとの関係性も少しずつできあがり、回を重ねるごとに内容の濃い時間になっているなと感じます。次の実施は、来年の5月を予定しています。学年が1つ大きくなった子どもたちと、「子ども村」を創っていけることを、とても楽しみにしています。

(副理事長 ゆっこ)

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保護者の声

親としては子どもが自分の身の回りのことをちゃんとできるか心配しましたが、特に問題もなく本人が楽しく参加できたようなので本当によかったです。
親が離れると不安を感じるタイプだったので、それをクリアさせたいと思い参加しました。最初はかなり緊張した様子でしたが、何回か参加するうちに知っている顔も増え、慣れたようです。
キャンプから帰ってくると、スタッフからキャンプ中の子どもの様子を報告してもらえるのもとても良いと思います。安心して預けています。
キャンプの前に面談があるので、子どものアレルギーのことなどを事前に伝えておくことができたのもよかった。継続して参加していると、昨年できなかったことが今年できるようになったなど成長を感じられます。
スタッフの方から連絡帳で、班長の役目をきちんと務めたことを教えてもらえたのはよかったです。将来大きくなって、今度はスタッフとして関われるようになったら素敵だなと思います。
何度も参加したりして人と人とのつながりができるのが魅力的。何でも不安になりがちな子だったが、一度参加して以来、積極的に次の参加もしたがり、一皮むけた感じがしました。

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