2023/10/07
10月7日(土)~9日(祝)の2泊3日で「みんなで作る!子ども村」を自然豊かな福島県東白川郡鮫川村で行いました。長年、自然体験・里山体験を提供されてきた一般社団法人あぶくまエヌエスネットさんにご協力をいただいて実施しています。
1日目の朝は東京駅に集合です。いつもより早起きで「ふあぁ〜!」とあくびをして眠そうな子もいれば、何回も参加しており「今回は〇〇する!!」と意気込んでいる子もいました。特急電車で移動していきます。電車の中では、お隣の子とお話ししたり、持ってきた本を交換して読んだりしながら過ごしていました。さっそく初めましての子ともお友達になっていました。
最寄り駅の勿来駅に到着すると、ホームからマイクロバスでお迎えに来ていただいた「あぶくまエヌエスネット」のスタッフのみなさんが「いらっしゃーい」と手を振ってくれ、子どもたちもテンションが上がりました!今年の7月にも子ども村のキャンプを実施しているので「久しぶりー」「覚えているー?」など再会を喜んでいる姿も見えました。
現地に到着すると、「ぐうぐう」「きゅるるる」とお腹の空いた合図がしている子がいっぱい。現地の初めての食事は、現地で取れた野菜などを使った炊き込みご飯とお吸い物でした。「めっちゃおいしい!」「やっぱここのごはんは最高!」と胃袋を一瞬で掴まれていました。
お腹がいっぱいになった後は、参加者全員で自己紹介を行い、生活する場所や遊び場のフィールド見学をしました。ドラム缶風呂や暮らしている動物、ターザンロープ、クライミングウオール、工作室など楽しそうな遊び場を見て、子どもたちはここで過ごす3日間への期待に溢れている表情をしていました。
その後は、案内してもらった子ども村を楽しむフリープログラムの時間です。各々自由に好きなことを好きな場所で楽しみます。ターザンロープでゆらゆらとしたり、クライミングウォールでてっぺんまで登ったり、工作室で集中して作り始めたり、走り回ったり…と、とことんやりたいことに取り組んでいました。あっという間に終わってしまったフリープログラム。「えー短いよー!」「次のフリープログラムはいつ?」「あと一回だけやらしてよ!」などの声が聞こえてきてとても楽しい時間だったことが伝わりました。
自由時間の後は子ども会議で、夕方の当番決めを行いました。どんな当番があるか、何をするのかを紹介してもらい、子どもたち自身でどの当番を夕方にするか決めていました。
当番が決まると、次は農業のお手伝いです。ポップコーンの収穫と強風による影響を受けた場所の復旧作業の2グループに分かれて行いました。ポップコーンは前回の7月の子ども村のキャンプで植えた苗のものが育ち実ったものを収穫させてもらいました。
前回も参加した子は自分が植えた場所を覚えており、そこから収穫している姿が見られました。復旧作業では、田んぼの稲にかけてあったビニールが強風ではがされてしまったので、元通りに直しました。風で落ちてしまった稲を見つけて拾ったりと、一つ一つを大切にしている様子を見られました。
農業が終わると当番活動の時間です。米炊き、台所調理、風呂わかし、犬の散歩、動物の世話、それぞれ初めてやることにも現地のスタッフに教えてもらいながら責任もって取り組む姿が見られました。係の仕事が終わると待ちに待った夜ごはんで、今日のメニューは当番の子が協力して作ってくれたカレーライスです。現地で収穫したジャガイモがいっぱい入ったルーと釜戸で炊いたごはんは最高!「おいしい」「おかわり!」の声があちらこちらから聞こえてきました。
みんなが楽しみにしていたドラム缶風呂でほかほかした後は子ども会議の時間です。今回から子どもが司会も務めます。今日の感想や約束について守れているか振り返ってみたり、明日朝の当番決めをします。子どもたち自身で「どうしようか」「こうしたらいいんじゃないかな」と話し合いも行っていていました。みんなで作り上げているキャンプだと感じる夜でした。
明日も元気いっぱいで楽しめるように、寝袋に入っておやすみなさい!!
(コアスタッフ まゆ)